患者家族とどう接するか

続いてのシチュエーションとして挙げたいのは、患者の家族の方とどう接すればいいのかという所です。
皆さんは患者さんのご家族の方とは、普段どのように接されていますでしょうか。

できるだけ近づかないようにしている、無理には関わらないようにしているという場合が多いと思いますが、実際のところどう接するのが一番いいのでしょうか。
その答えとしては「ケースバイケースです」と言いたい所なのですが、やはり人づきあいは少しでもうまい方が周囲からの評価も上がるものですし、自然と自分自身に対する自信がついていきます。
ヒューマンコミュニケーションの能力の高さと自信との間には明確な関係性があるのです。

「自分には関係ない」と思わない

ということで、やはり患者さんのご家族の方が相手であったとしても、できるだけ上手に、ソツなくコミュニケーションをとるための方法についてお答えしたいと思います。
ポイントは「自分には関係ない」と思わない事です。
もちろん、相手はほとんど赤の他人です。
相手が病人でなければ、あるいは自分が医師でなければ関係ない相手に見えるでしょう。

しかし、自分を1人の人として考えてみた場合にはどうでしょうか。
病気になって困っている患者さんのご家族、その心情が少し見えてくるのではないでしょうか。
赤の他人と思わずに、少し気持ちを相手に向けてみるだけで、今までよりも多くのことを考えられるようになると思います。
もちろん必要以上に親身になる必要はありませんが、1人の人として向き合ってみると、思いのほかどうすればいいのかが分かるようになるのではないでしょうか。

  • 1